この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
こんにちは。チワワと暮らす主婦さーさです。
我が家の大切なチワワが「急性膵炎」になってしまい、5日間入院しました・・・。
今日は膵炎の症状と治療内容、かかった費用を書きます。
あなたのワンちゃんが今まさに吐いていて、不安でこの記事を読んでいるのなら、早く病院に連れて行ってあげてくださいね。
病院に持って行くものも参考にしてください!
目次
突然現れた急性膵炎の症状「嘔吐」
朝起きてリビングに行くと、ほとんど消化されていない状態のえさがカーペットの上に吐き出されていました。
「夏バテかな?」と思っていたんです。
いつもと比べて少し元気が無い程度だったし、便も普通どおりでした。
なので、とりあえず朝食を抜いて、あまり構わないようにしていたんですが。
そのうちに、水を飲むと吐く。立ち上がると吐く。と言う状態になって。
夕方までに6回も吐いちゃったよ。
この日はちょうどかかりつけの動物病院が休みだったのでどうしようかと思っていたら、なんと嘔吐の中に「血」らしきものが!
すでに時刻は夜8時。
慌てて24時間対応の救急動物病院へ連絡を入れました。
ー我が家の急性膵炎の症状ー
- 黄色い液体や白い泡状の液体を何度も吐く
- 嘔吐物の中にごくわずかの出血あり
- 「ぐったり」ほどではないが元気はない
- 食欲無し
ー一般的な急性膵炎の症状ー
- 嘔吐
- 食欲不振
- 下痢
- 腹痛(震えたり、ふせの姿勢でおしりだけ持ち上げる姿勢をとる)
- ぐったりする
救急動物病院では、血液検査と腹部のエコーをしました。
急性膵炎の場合、血液検査の「リパーゼ」と「CRP」の値を見ます。
この時点ではどちらも「少し高い」程度だったので、脱水予防の点滴を入れてもらい、翌日にかかりつけ医に行くように言われました。
紹介状と検査結果をもらったよ。
翌日、かかりつけの動物病院でもう一度血液検査をします。
すると、「リパーゼ」「CRP」共に数値が悪くなっていました。
「急性膵炎」確定です。
そのまま入院になりました。
急性膵炎とは、突然発症し急性に進行する膵臓の炎症です。膵臓はインスリンなど血糖値を調整するホルモンを分泌する働きと、消化酵素を分泌する働きがあります。膵炎になると消化酵素が自分を溶かしてしまったり、炎症反応が起こったりしていると考えられています。軽度の膵炎ではよくなることも多いですが、最初の症状が軽くても短期間で重症になる場合もあり、最重度では死に至ることもあるような注意を要する疾患です。
ペット保険のHPC
動物病院へ行く時の持ち物
- キャリーケース
- リード
- ペットシーツ
- ティッシュや古いタオル(嘔吐した時のため)
- ペット用ウエットティッシュ
- うんち袋
- 普段使っているおもちゃやタオルなど(匂いで安心させるため)
- ※嘔吐物や便
チワワなど小型犬の場合、抱っこして病院に行く事も多いと思います。
しかし、膵炎のように吐いたり下痢したりという症状が出ている時には、しっかりとしたキャリーケースに入れてあげた方がいいですね。
粗相するのを防げると言う意味もあるけれど。
抱っこだとゴソゴソ動いてしまって、さらに体力が消耗してしまいます。
それに、免疫力が下がっている時は、他の病気に感染してしまうかもしれません。
感染させちゃう事も。
なるべく静かにできるようにしてあげるといいですよ。
ペットバギーを使っている方も何人かいました。
嘔吐物や便を持って行く時は、乾かないようにサランラップにくるんで、さらにジップロックに入れるといいです。
膵炎だとほとんど「水」状態なので、ペットシーツに含ませてシーツごと袋に入れて持って行きました。
が。
今回は必要なかったです・・・。
急性膵炎の治療に新薬「ブレンダZ」を使った
急性膵炎の治療は、脱水状態を回復させるための点滴や、嘔吐、下痢、腹痛への対症療法が基本となります。
急性膵炎においては、静脈点滴により循環血液量を回復・維持することにより、膵臓への灌流量を確保することが一番の治療となります。膵臓で活性化された炎症物質を希釈し、膵臓組織の自己消化を食い止めるために、入院下で過水和にならないギリギリを見極めながら数日間輸液治療を行うことが重要です。同時に、制吐薬や鎮痛薬、早期の低脂肪食給与を行います。
ダクタリ動物病院
我が家はそれらに加えて「ブレンダZ」と言う新薬を使いました。
「ブレンダZ」とは、昨年冬に発売された新薬であり、農林水産省より動物用医薬品製造販売承認を取得しています。犬の膵炎の急性期における膵臓の障害を抑制する目的で開発が行われ、世界で初めて承認された犬用の膵炎の抗炎症剤です。
ベックジャパン動物病院グループ
※上記「昨年冬」とは2018年の事。
ブレンダZを、1日1回、5日間連続で注射します。
なので、入院も最短で5日間です。
我が家のチワワ、入院して2日目には嘔吐も下痢も治まっていて、低脂肪のドッグフードも良く食べてくれたので、5日で退院する事ができました。
その後、1週間でもと通り元気になったよ!
今後は、低脂肪の療法食を続けて行くことになりました。
病院ですすめられたのはこちらです。
チワワには粒のサイズが大きいので、ふやかしてからあげています。
味が気に入らなくて食べない時は、代わりに、炊いたご飯とゆでたささみでもいいそうですよ。
急性膵炎の治療費用は高額!
それでは今回の治療にかかった費用を発表します!
- 夜間診察(10,000円)
- 身体検査
- 採血、血液検査
- 超音波検査
- 皮下輸液
- 皮下注射
- ガスター注
- プリンペラン注
- 診察
- 入院5日間
- 超音波検査
- 血管カテーテル留置
- 静脈輸液
- 採血、検査
- 側管注射
- ブレンダZ
- セレニア注
- プリンペラン注
- 診察
- 採血、検査
- 処方料
- ディアハスター錠
- ビオイムバスター錠
- ボミットバスター錠
やはり、高額になりますよね・・・。
普段からペットの為に貯金したり、ペット保険に入っておくと、費用を気にせず治療が受けられます。
我が家は楽天ペット保険に加入しているので、3割負担で済んだよ。
ぐったりしていなくても病院へ行こう
飼っているペットの具合が悪くなると、ネットで色々調べますよね。
大抵こう書かれています。
ぐったりしていたら、すぐ病院へ。
この「ぐったり」って、とても抽象的で分かりにくくないですか?
我が家のチワワは、割と普段から寝てばっかりで、食欲もムラがあります。
黄色い胃液を吐く事もたまにあるので、病気かどうかの判断が難しいです。
顔の表情もいつも通りだったよ。
正直、ほんとうにぐったりするまで待っていたら、かなり危ない状況になっていたかもしれません。
この記事を読んでいる方には、
- 嘔吐
- 下痢
この2点を特に注意して、脱水の危険があると感じたら、ぐったりしていなくても病院へ行ってほしいと思います。
以上、「チワワが急性膵炎で5日間入院!症状、病院への持ち物、かかった費用とは」でした。
またね。
まだペット保険に入っていない方、見直しを考えている方は、こちらも読んでみてください。
ペット保険の乗り換え方法。高齢犬でも10,200円安くなったよ