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こんにちは。50代主婦さーさです。
遠く離れて暮らす親が高齢になってくると、「怪我してないかな」とか「詐欺にあってないかな」など、いろいろ心配事が増えますよね。
一人暮らしならなおさらです。
そこで、母が70歳になった時に、思い切って我が家の近くに呼び寄せてしまいました。
歩いて6分。近居です!
今日は、母が住んでいる「UR高齢者向け優良賃貸住宅」がどういうものなのか、また部屋の探し方、申し込み方法を紹介します。
収入が国民年金だけでも借りられますよ。
目次
UR高齢者向け優良賃貸住宅とは
高齢者向けの改良が可能な構造の団地の一部のお部屋(主に1階)について、床の段差をほとんど無くし、要所に手すりを設置するなど、高齢者の方が使いやすいように配慮すると共に、一定以下の所得の方には、家賃負担の軽減措置がある賃貸住宅です。
「高齢者の居住の安定確保に関する法律」に基づき、国が事業者(UR都市機構)に対して住宅の改良及び家賃負担の軽減のため、補助を行う制度を取り入れた賃貸住宅です。
UR賃貸住宅
「UR高齢者向け優良賃貸住宅」とは、簡単に言うと「高齢者用にバリアフリー化された部屋を、お安く借りる事ができますよ」と言う賃貸物件です。
築年数の古くなった団地の一部の部屋を、リフォームしたものですね。
古いと侮るなかれ。
部屋はしっかり高齢者に優しい作りになっています。
- 外階段に手すり
- 玄関の内側、外側に手すり
- 玄関ドアはゆっくり閉まるよう改良
- 床は全てフラット
- トイレ内に手すり
- トイレのドアは引き戸で大きく開く
- 浴室内に手すり
- 浴室の床に板を敷き、フラットに
- ベランダの出入り口に手すり
これだけではありません。セキュリティも考えられています。
- モニター付きドアホン
- 緊急時対応サービス・・・キッチンに緊急通報装置、お風呂・トイレ・寝室に緊急ボタン設置
「緊急時対応サービス」は、ボタンを押すと提携している民間事業者が部屋まで駆けつけてくれたり、本人に変わって救急車や警察を呼んでくれるサービスです。
同時に、ワタシにも連絡が来るようになっています。
これがあると、安心感半端ない。
このサービスは有料で、加入しないと入居できない決まりになっています。
たしか、ひと月数百円程度だったような・・・。
また調べて追記します!
とにかく、高齢者の事をしっかり考えてリフォームされた部屋なんですよ。
また、家賃は、世帯所得158,000円以下であれば軽減措置(軽減される金額は上限を25,000円とし、入居者の収入や立地、築年数などにより変動)が受けられます。
軽減分は、1/2を国が、1/2をURが負担してくれます。
母は国民年金のみの収入なので、お安く入居する事ができてるよ。
UR高齢者向け優良賃貸住宅 の申し込み条件
UR高齢者向け優良賃貸住宅を借りるには条件があります。
- 60歳以上であること
- 平均月収がURの定める基準以上であること
- 「緊急時対応サービス」に加入すること
収入が少なくても特例等があるので、あきらめずに読んでみてくださいね。
詳しく説明していきます。
- 一人暮らし(満60歳以上)
- 本人(満60歳以上)と配偶者(年齢不問)の二人暮らし
- 本人(満60歳以上)と親族(満60歳以上)
上記のいづれか。
「高齢者専用住宅」なので、本人が満60歳以上でないと申し込みができません。
また、親族ではないけれど特別な事情があって一緒に暮らす場合は、許可が出る事もあるので相談してみてください。
毎月の平均収入が基準以上(家賃の4倍)であること
ワタシの住んでいるエリアのUR高齢者向け優良住宅の家賃は、58,000~61,400円です。
仮に5万円の家賃なら、年金収入20万円以上必要と言う事になりますね。
厚生年金をもらっている人なら大丈夫だと思いますが、母の様に、一人暮らしで国民年金のみだと収入が全然足りません。
その場合は、「家賃等の一時払い制度」や「貯蓄基準制度」を利用する事ができます。
一定期間(1年から10年のうち、1年単位)の家賃を前払いする事で、その期間中、住む事ができる。
簡単に言うと、「1年分の家賃を前払いしたら、1年間住む事ができますよ」と言う事です。
収入があるかどうかは問われません。
ワタシの母は、この制度を利用しています!
本人の貯蓄額が基準貯蓄額(月額家賃の100倍以上)ある場合、申し込みができる。
5万円の部屋なら、500万円の預金残高ですね。
金融機関の預貯金額をURに伝える事になります。
それでも足りない場合は、特例を受ける事もできます。
- 本人の月収が家賃の2倍以上あれば、同居人の月収と合算して基準月収(家賃の4倍)にできる。
- 本人の貯蓄額が家賃の50倍あれば、同居人の貯蓄額と合算して基準貯蓄額(家賃の100倍)にできる。
- 本人の月収や貯蓄額が基準の1/2以下の場合、扶養等親族の月収や貯蓄額が基準以上であれば申し込みができる。
収入も貯金額も少なく、家賃の前払いもできない場合は、ワタシ達(扶養親族)の収入などをURに伝える事になります。
保証人のようなものだね。
扶養親族については、➡扶養親族って誰の事?条件もあるの? の記事が分かりやすいので参考にしてください。
UR高齢者向け優良賃貸住宅の探し方
では、部屋の探し方を説明しますね。
部屋は、ネットでもURの店舗でも探せますが、情報はどちらも同じだと思うので、ワタシはネットを利用しました。
毎日チェックしてたよ。
高齢者向け優良賃貸住宅は、よくある高齢者施設の様に、建物1棟すべてがそれであるわけではありません。
普通のUR団地の中の一室が、高齢者向けにリフォームされ貸し出されているんです。
なので、そもそもの数が少ない。
さらに、設備が整っているのに家賃が安いので、とても人気があります。
見つけたらラッキー。
早めに申し込みを入れてくださいね。
抽選の所もあるようですが、母の場合は先着順でした。
団地のほかの部屋に住みながらココが空くのを待っている。と言う人もいるんだって。
UR高齢者向け優良賃貸住宅の申し込みから契約まで
ネットなどで見たい部屋が決まれば、URに問い合わせてください。
あとは丁寧に手順を教えてもらえますよ。
- 部屋が決まったら、ネットか電話で問い合わせる。
- URの店舗で仮申し込みをする。
- 内見する場合は予約をし、鍵を受け取りに行き、自分たちだけで見学に行く。
- 仮申し込みから1週間以内に本申し込み、書類提出。
- 家賃決定。
- 敷金や日割り家賃等を支払い、書類を提出。
- 入居可能日(書類提出後1週間以内)以降に鍵を受け取り、入居。
本人が部屋や周囲の環境をしっかり見たうえで決められれば一番いいんですが。
我が家の様に遠く離れて暮らしている場合には、部屋探しから契約まで、本人不在で行う事ができます。
ただし、注意しなければいけないのは、「仮申し込みの翌日から1週間以内に本契約の書類を提出しなければいけない」と言う事。
- 住民票の写し
- 公的年金証明書または年金振込通知書
- 金融機関の残高証明書
- 実印および印鑑証明書
- 賃貸借契約書 など
その他、詳しくは ➡ 必要書類について をご覧ください。
年金証明書や銀行の残高証明書などを提出してから家賃が決まるよ。
ワタシは速達を利用して母に書類を送り、期限に間に合うようにしていました。
人気のUR高優賃はネットで毎日チェックしよう
間取りが広くて家賃補助も出る「 UR高齢者向け優良賃貸住宅 」の申し込み方法をまとめますね。
- 60歳以上であること
- 平均月収が家賃の4倍以上であること(特例制度あり)
- 「緊急時対応サービス」に加入すること
- 部屋を探す ➡ UR高齢者向け賃貸住宅
- 問い合わせ
- 仮申し込み
- 内見
- 本申し込み
- 初期費用の支払い
- 入居
UR高齢者向け優良賃貸住宅は、ネットで探す事ができます。
今は空きが無くても、ある日ポッと出てくることがあるので、毎日チェックしてみてくださいね。
以上、「親のための部屋探し【UR高齢者向け優良賃貸住宅】探し方と申し込み方法」でした。
またね。