3ステップで認知症の自覚がない親を病院へ連れて行く方法

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さーさ
さーさ

こんにちは。40代主婦さーさです。

家族に認知症の症状が現れると、どこの病院にかかるか、どうやって連れて行くか、いろいろ迷いますよね。

特に嫉妬妄想の場合は暴力を振るわれることもあるので、早く受診させたいです。

我が家の義父は、「自分が認知症である」と思っていないので、怒らせないように傷つけないように、気を使いながら受診し、入院する事になりました。

「たぶん認知症だと思うけど、どうやって病院に連れて行ったらいいかわからない・・・。」と言う方は、我が家の方法を参考にしてみてください。

step1.「地域包括センター」に相談する

義父に嫉妬妄想の症状があらわれて、「浮気だ。離婚だ。」と騒ぎ始めた頃、義父の住んでいる町の「地域包括支援センター」に電話を入れました。

地域包括支援センターとは

介護、医療、保健、予防、などのサービスで高齢者を支える総合相談窓口です。
在宅介護支援センターの運営法人や社会福祉法人、社会福祉協議会、医療法人、民間企業、NPOなどが市町村から委託を受けて運営しています。
連絡先は各市町村のホームページに書かれています。
※相談無料

義父の症状を伝えると、どこの病院にかかったらいいのか、どのように連れて行ったらいいのか、を教えてくれました。

包括センター
包括センター

お住まいの地域で「認知症」「物忘れ」を診てくれる病院をお伝えしますね。

夫

本人は自分が認知症だとは思ってないので、どうやったら連れて行く事ができますか?

包括センター
包括センター

では、お父様が一番信頼している内科の先生に相談して、認知症の病院への紹介状を書いてもらってください。

地域包括支援センターの方はこちらの愚痴のような話もしっかり聞いてくれたので、情報をもらえるだけでなく、気持ちも少し楽になりましたよ。

POINT

親と離れて暮らしている方は、親の住んでいる場所の「地域包括支援センター」に相談しましょう。

step2.「信頼する医師」に紹介状を書いてもらう

義父が長年お世話になっている内科医に診察の予約を入れました。
その時に、「義父の症状」を伝え、「義父に認知症と伝えずに紹介状を書いてほしい」とお願いしておきました。

そして当日、「義母の認知症を診てもらうため」と言って義父を連れ出し、夫と3人で受診しました。
(義父は義母が認知症だと思ってます。)

病院では先生が上手く誘導して、義父の頭部の写真を撮ってくれました。
すると、前頭葉が少し小さくなっていました。

内科医
内科医

前頭葉が小さくなってきてるので心配です。
放っておくと認知症になるかもしれませんよ。

義父
義父

確かに小さくなってるなぁ。

内科医
内科医

大きな病院で診てもらってくださいね。

POINT

たとえ明らかな脳の萎縮が見つからなくても、事前の打ち合わせをしっかりしておけば「大きな病院でさらなる検査を」と促してくれると思います。

step3. 「認知症、物忘れに強い病院」に予約を入れる

内科医から紹介された病院へ、予約の電話を入れました。
すると、「本人が治療をする事を納得していないと診察できません。本人が電話で予約を取ってください。」と言われてしまいました!

「自分では妄想が起きている事の自覚がない」「認知症なのは義母の方だと思い込んでいる」と説明しても、「医師に言われてるので・・・」と取り合ってくれません。

1度目の電話ではOKだったのに、数日後にはできないと言われる・・・。

夫はこの病院に対して、すっかり信用を持てなくなりました。

そこで、以前「地域包括支援センター」で教えていただいた別の大学病院へ、電話で相談をしてみました。

大学病院
大学病院

症状からすると、入院した方がいいかもしれませんね。
2週間後に来てください。

夫

本人は自覚が無いですけど。

大学病院
大学病院

大丈夫です。検査と言ってお連れください。

「お父様は前頭葉が小さくなっている事は理解しているので、検査と言えば問題なく受診してくれると思います。」との事でした。

こちらの病院は、とても親身に30分以上も電話で話を聞いてくれました。

POINT

認知症の病院はいくつかあります。
合わないと思ったら、別の所を探しましょう。

ついに暴力が!急遽入院へ

大学病院に相談してから3日後、ついに義母がたたかれてしまいました!
「浮気を認めろ!」とありもしない事で、です。

義母は恐怖で、もう家にいられません。
「離婚する。なぜ私がこんな目に合わなきゃいけないのか・・・。」と精神的に参っています。

その日のうちに大学病院へ電話を入れました。
そして、翌日、入院する事になりました。

が。
まだ義父には入院する事は言いません。

夫

じいちゃん、叩いたの?

義父
義父

ちょっとコツンとやっただけだ。

夫

前頭葉が小さくなると、感情のコントロールができなくなってくるんだって。

義父
義父

俺もつらいんだよ。

夫

じゃぁ、明日、大学病院で診てもらおうね。
一緒に行くからね。

この時点では「診察を受ける」と言う事で話を進めました。
「入院」するとなると、病院へ行ってくれなくなる可能性があるからです。

3日前に大学病院に相談した時に、入院時に必要な持ち物を聞いていたので、義父の目に触れないよう、こっそり持って行きました。

当日は、先生が全て上手くやってくれたので、スムーズに入院する事が出来ました。

相談の第一歩は「地域包括支援センター」から

家族に嫉妬妄想の症状がでてから病院にかかるまでの手順はこんな感じです。

「地域包括支援センター」で相談する
認知症を扱う病院への紹介状を書いてもらう
病院と相談しながら治療する

まず第一歩は「地域包括支援センター」へ電話を入れる事です。
高齢者について多くの事例をもっているので、とても頼りになりますよ。

さーさ
さーさ

認知症は分からない事だらけ。
相談は恥ずかしい事じゃないよ★

以上、『「義父が入院しました」認知症の自覚がない親を病院へ連れて行く方法』でした。

さーさ
さーさ

またね。

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